同期電動機と同期発電機の違い
同期発電機と同期電動機の違い
同期発電機と同期電動機の違いがよく分からないという質問を頂いたので、回路図とベクトル図で簡単に説明します。一応基本的な考え方として、
【同期発電機】
発電機はから電圧が発生するのでこれを電源と考えましょう。一方
は、負荷になります。
【同期電動機】
電動機はから電圧を供給するのでこれを電源と考えましょう。一方
は、負荷になります。
ちょっと分かりにくいかもしれないので下の表を参考にしてください。
同期発電機 | 同期電動機 | |
1相あたりの
回路図 |
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ベクトル図 | ![]() |
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電圧の関係式 | \(\dot { { E }_{ a } } =\dot { V } +j\dot { I } { x }_{ s }\) | \(\dot { V } =\dot { { E }_{ a } } +j\dot { I } { x }_{ s }\) |
出力の式 | \(P=3VIcos\theta\) | \(P=3{E}_{a}Icos\left( \theta -\delta \right) \) |
ベクトル図は色々な書き方がありますが、電圧の関係式の右辺から左辺を作るように書くといいと思います。
なので、発電機は端子電圧を基準に、電動機は誘導起電力を基準に書くと書きやすいかと思います。