エネルギー管理士試験(電気)の勉強方法について

2018年6月16日


 

2017年8月6日(日)にエネルギー管理士試験が全国で行われ、その試験に1年で4科目一発で合格し、2018年6月14日(木)にエネルギー管理士免状が届きました。

※免状が届くのが遅かったのは実務経験条件を満たすのが2018年4月1日だったからです。

自己採点では4教科とも8割ほどの得点率で、勉強期間は2ヶ月間ほどで、勉強時間は100時間を少し超えるくらいです。

電験3種に合格した後だと100時間ほどの短い時間の勉強で余裕で合格できるので電験3種に合格した翌年にエネルギー管理士試験(電気)を受けることをオススメします

ここまですごく長かったのですが、自分の経験を振り返って、今後エネルギー管理士試験を受けようと思っている方の参考・支えになればという気持ちで勉強方法、勉強姿勢、勉強方針をまとめようと思います。

 

用意するもの

  1. 参考書
  2. 過去問集
  3. ノート2冊
  4. 黒と赤のボールペン

①参考書はオーム社の徹底研究(改訂2版)をオススメします。この本はエネルギー管理士の4科目が1冊に集約されていて、各単元の要点を綺麗にまとめてくれています。深くは突っ込まず浅く広くです・・・が、きっちり演習問題もあるので所々深く理解できるところもあります。その辺りのバランスが塾講師目線で見ても絶妙でした。

ただ、一つ欠点を挙げるとすれば値段が高いというとこでしょう。(笑) しかし、得られるものは非常に大きく、高かろう良かろうになっています。

また、この本の初版は安く売られていますが、誤字・脱字などが多くやめておいた方がいいです。

②過去問は量が大切です。なるべく多くの問題を解く為に収録年数の多い本を選びましょう。エネ管は過去問演習が命なので。オススメはオーム社の過去問題集です。12年分もあるので量には困らないはずです。まぁ、最終的に全部解くわけですが・・・。

↓ちなみに僕のAmazonの購入履歴を見てみるときっちり残っていました。過去問集は去年のものです。一応、写真から僕が4ヶ月以内の勉強で合格していることが分かりますよね。

③ノートは何でもOKです。1冊は参考書用。もう1冊は過去問用。

理論の勉強方法でも述べてますが、シャーペンと消しゴムは時間を無駄に消費するのでやめましょう。資格試験勉強はボールペン一択です。

 

スケジュール(僕の場合)

2017年06月:1ヶ月間勉強(電気の基礎・電気設備及び機器)(約40時間)

2017年07月:1ヶ月間勉強(電力応用・法規)(約70時間)

2017年08月:エネルギー管理士試験

2017年10月:エネルギー管理士試験合格

2018年04月:エネルギー管理士免状申請

2018年06月:エネルギー管理士免状交付

 

こんな感じです。シンプルでしょ笑

大事なのは1つの科目に集中して1科目をほぼ合格ラインまで近づけたら次の科目。という風に1科目ずつ攻略していくことです。

たったこれだけです・・・がもう少し具体的にまとめます。

 

勉強方法

①「電気の基礎」科目の参考書で勉強 (約5時間)

②「電気の基礎」科目の過去問を解く (約10時間)

③「電気設備及び機器」科目の参考書で勉強 (約5時間)

④「電気設備及び機器」科目の過去問を解く (約25時間)

⑤「電力応用」科目の参考書で勉強 (約10時間)

⑥「電力応用」科目の過去問を解く (約25時間)

⑦「エネルギー総合管理及び法規」科目の参考書で勉強 (約12時間)

⑧「エネルギー総合管理及び法規」科目の過去問を解く (約12時間)

これで終わりです。

すごく規則正しい勉強スケジュールですよね。ポイントは「法規」以外は参考書に時間をあまり割かないことです。

何故かというと、エネルギー管理士試験の問題は過去問の類題の出題がほとんどだからです。

なので、過去問を解くことが何よりも大切です。が、参考書も少しは読まないと全く解けないので軽く参考書を読まないといけません。もうお分かりだと思いますが、参考書にオーム社の徹底研究を選ぶのはこのように浅く広く素早く勉強をするのに向いているからです。

ちなみに「法規」科目は覚えることがたくさんあるので、参考書でのインプットの勉強に時間をある程度割くべきなので約12時間となっています。

また、過去問は古い年度から新しい年度に向けて12年分全て解きましょう

ちなみに過去問演習時に時間を計って問題を解くべきですが、時間いっぱいまで解く必要はありません。早めに終わったならすぐに○付けをしましょう。逆に時間が足りなかった場合は早く解く様に心がけましょう。

 

各科目についての考察

①「電気の基礎」

電験3種を合格している人なら余裕の科目です。

難しいのは三相不平衡交流回路とラプラス変換くらいでしょうか。

ラプラス変換はそこまで難しくないので基礎だけでOKです。きっちり時間をかけて勉強しましょう。電験2種にもつながってきます。

ベクトルオペレータなども出題されているので、過去問を解く中で電験3種とカラーが違う問題に出会ったときにきっちりそこで立ち止まって深く勉強するようにしましょう。

 

②「電気設備及び機器」

電験3種でいう電力と機械を混ぜたような科目です。ちなみに僕はこの科目が一番苦手でした(笑)

誘導電動機や変圧器や送配電の損失などが出題されています。電験3種に比べて目新しい問題はあまりありません。参考書をきっちり勉強することで徐々に得点が上がっていくことだと思います。

 

③「電力応用」

おそらく、多くの人にとってエネルギー管理士試験の最大の難関科目だと思います。その理由は電動力応用機器(エレベータやトロッコなど)という単元にあります。そして、最近は難化傾向ですw

この単元は高校物理の運動方程式や加速度や微積分の概念が分かっていないと、手も足も出ません。僕は元々得意だったので大丈夫でしたが、分からない人はここでちょっと立ち止まって時間を費やす必要があります。とりあえず、a-tグラフの面積が速度の変化分、v-tグラフの面積が移動距離ということを最初に理解すると案外すんなりクリアできるかもしれません。

また、ポンプの負荷グラフの問題はほぼ毎年出題されているのでこれも必ずおさえましょう。

選択問題は(電熱、照明、空調、化学)から2つ選択ですが、得意なものを選ぶといいかと思います。僕は電熱と化学でしたが、正直どれも同じくらいの難易度かと・・・。

 

④「エネルギー総合管理及び法規」

たぶんこれが一番簡単な科目です。こんな問題でいいのか!?っていう超初歩的な計算問題に加え、毎年エネルギー管理指定工場の燃料の問題。毎年同じパターンなので過去問演習繰り返すだけであっさり合格ラインにたどり着くはず。

 

というわけで、エネルギー管理士試験の攻略記事はここまでにします。

かなり敷居が高く難しく思える試験ですが、電験3種を取得した直後なら誰でもすぐに合格できると思います。大事なのはやはり・・・過去問演習ですね。間違えた問題を次回解けるようにすることを繰り返していればすぐに合格ラインに達することができるかと思います。頑張りましょう。

最後に合格証と免状を紹介して記事を終了にします。

↑合格証

↑免状

勉強方法

Posted by Lese