参考書・問題集の選び方
教材について
電験3種の教材(本)は以下の3種類があってこれをどう買うかは人によって異なります。
- 参考書:説明部分が多く、問題が少ない(インプット学習用)
- 問題集:説明部分が少なく、問題が多い(アウトプット学習用)
- 過去問:過去の問題と解説のみ(アウトプット学習用)
ですが、教材の買い方は基本的に以下の4パターンだと思います。
- 参考書1冊
- 参考書1冊+過去問1冊
- 参考書1冊+問題集1冊(オススメ)
- 参考書1冊+問題集1冊+過去問1冊
理解力がすごく高い人なら参考書1冊でなんとかなりますが、基本的には参考書+問題集(過去問)の2冊を買いましょう。ちなみに、問題集は結局のところ過去問の寄せ集めなので過去問集と変わりません。
そして、過去問のみの勉強では合格できないのが電験3種の難しいところです。よって、幅広く多くの問題を解くことが合格に繋がる為、問題数の多い問題集の方を僕はオススメしています。
過去問を解きたい場合は電気技術者試験センターで過去問と答えがアップロードされているのでそれを使いましょう。解説はありませんが、過去問を解説されているサイトさんもいくつかあります。
あと、よく聞く話ですが2冊目の参考書を買うのは絶対にやめましょう。出題範囲が決まっている以上書いてある内容はどこの出版社も大差ありません。
参考書一覧
①これだけ理論
|
②やさしく学ぶ理論
(オススメ) |
③完全マスター
|
④徹底解説
(オススメ) |
レベル★★☆☆☆ | レベル★★★☆☆ | レベル★★★★★ | レベル★★★☆☆ |
オススメ度★★★☆☆ | オススメ度★★★★☆ | オススメ度★★☆☆☆ | オススメ度★★★★★ |
有名どころを5つ挙げました。
僕が電験3種の受験をしたときは、④の徹底解説を使って勉強していましたが、中身の配色が綺麗で非常に読みやすかったです。①のこれだけ理論は確かに入門用としてはとてもいいのですが、深い話まで説明がなされていないので浅く勉強したい方向けです。
③の完全マスターは他の参考書と違って圧倒的にレベルが高い参考書となっています。ですが、これをきっちりこなすことができれば理論の合格はまず間違いないと思います。(それくらいレベルが高いということです)
②のやさしく学ぶシリーズはすごくバランスの良い本です。レベルも中くらいですので、初学者向けという感じです。
というわけで、総合的に②と④の参考書をオススメとしています。しかしながら、人には合う合わない等があるので、一度本屋さんでこの本なら最後まで読めるかな?といったことを確認しておくのも良いかと思います。
結局先ほど挙げた4冊のどの本を買ってもしっかり書かれていることを理解すれば必ず合格できますので、そこまで参考書選びに迷わなくて大丈夫です。
問題集一覧
①徹底演習
(オススメ) |
②絵とき解説
(オススメ) |
レベル★★★★☆ | レベル★★★★☆ |
オススメ度★★★★★ | オススメ度★★★★★ |
①の徹底演習は僕が使っていた問題集です。ですが問題の9割ほどが過去問からの抜粋の為、これを全部解き終えた頃には、もう理論の合格ラインに到達しているかと思います。また、解説がかなり丁寧で1問に対して最初の式から答えまでの途中式がしっかりと書かれていたり、どのように求めるかまで書かれてあって、これを読んでも理解できないという問題はほとんど無いように思います。
②の絵とき解説はほぼオリジナル問題集で良問揃いです。各単元ごとに問題のレベルを少しずつ上げていくように編集されているので、段階を経てレベルアップが見込めます。
過去問集
正直過去問なのでどれもほぼ同じです。解説が少し違う程度だけなので本の紹介だけにしておきます。
※僕は過去問を電気技術者試験センターからダウンロードしてたのであまりアドバイスできないです。
①理論の15年間(理論のみ15年分)
|
②過去問題集(4科目10年分)
(オススメ) |
後々の事考えて、②の4科目用の過去問題集を買った方がお財布に優しいのでそちらをオススメします。